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会津三十三観音 第二十二番札所 相川観音(空窪山自福寺)

相川観音

 本尊は像高160cmで玉眼、漆箔で寄木造りか割矧ぎ造りと思われ、弘法大師の作と伝えられている。

 もともと現在地より800m北東の山中に観音堂はあったが仏像の損傷や堂の荒廃が著しく、その状況を見た高橋宗元、吉川浄雲という巡礼者が中心となって、宝永6年(1709)から享保2年(1717)にかけて浄財を募り、現在の地に建立された。その時の新調仏が現在の本尊であるといわれている。

 相川観音は別名「いぼ観音」ともいわれ、たこの絵馬を奉納するといぼが取れるとの言い伝えがあり、今もなお、お堂にたこの絵を奉納する人が訪れる。

【御詠歌】
朝日射す夕日輝く相川の 月諸共に出づる御手洗

 

日本遺産 平成28年度認定

住所/ 福島県会津美里町氷玉字前山丁365

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