高倉観音
治承4年(1180年)後白河帝の第二皇子高倉宮以仁王が平氏追討の兵をあげたとき、お守りの観音像を随行の重臣に下賜されたものを、この堂を安置したのが高倉観音の始まりといわれている。
堂は、創建当時、丸山の西山麓にあったが、正保の頃(1644~1648)、南西山麓に移され、その後元文4年(1739年)に現在の南側中腹に移され、集落を見下ろすように鎮座している。
現在は圓通寺の「四万八千日」に合わせて、8月9日の夜のはじめ頃よりの御開帳が行われる。
【御詠歌】
高倉は宝を積みし山なれば 人の願いも満つる高倉
日本遺産 平成28年度認定
住所/ 福島県会津美里町字丸山乙691