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会津三十三観音 第二十五番札所 領家観音(延命山常楽寺)

領家観音

 常楽寺は、美濃国の僧侶、常延によって建長元年(1249年)に建てられた。その後、尾岐窪の龍門寺六世黙岑和尚が開山した。永禄の頃(1558~1570)は三十貫文の寺領を有し、財力の富んだ寺院であった。

 本堂はなくなってしまったが、現在あるこの観音堂は天保2年(1831年)に建立されたもので、宝形造り、鉄板葺き、桁行三間、梁間三間である。

 本尊は、像高136cmの十一面観音が祀られており、ほかに、阿弥陀如来、地蔵菩薩、四天王、釈迦仏頭なども堂内に安置されている。

【御詠歌】
朝日射す夕日輝く領池の 大悲の光有明けの月

 

日本遺産 平成28年度認定

住所/ 福島県会津美里町藤家館字領家194

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