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会津三十三観音 第二十七番札所 大岩観音(牛伏山仁王寺)

大岩観音

 大同2年(807)、徳一大師が明神ヶ岳の桂の木を求めて、自ら6体の聖観音を彫刻した一つが大岩観音で、他は冑、松岸、屋敷、観音、大平に分祀したと伝えられている。

 本尊は像高40cmの彩色された寄木造りの坐像で、多数の蓮弁がある20cmの台座に祀られている。脇侍に多聞天、不動尊が祀られている。

 堂は、もとは現在地より50mほど南西にあったが、寛永13年(1636)に岩からの落雪により御堂が破壊され、寛文6年(1666)に現地に移築された。平成に入り雪崩により崩壊したため現在の御堂の姿で再建されている。

【御詠歌】
山深み池に流れの音添えて 浮世の夢を洗う松風

 

日本遺産 平成28年度認定

住所/ 福島県会津美里町吉田

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